私達夫婦は、2020年1月に京都府南丹市摩氣地域に古民家を購入し、数年後の移住を目指して自分たちでリノベーションするため週末に大阪から通っていました。この時はまだ農業をすることになるとは思ってもいませんでした。
摩氣地域の方と交流していくうちに、
米作りを継いでいく人が減っており、このままでは耕作放棄地が増えて、この美しい風景が維持できないことを知りました。
ここのきれいな田園風景が移住先を決めた理由の一つでもあります。
それを守りたい!
豊かな自然、風景を守りたい!
そのためには、「米作りは赤字」となっている状況を改善し、米作りを継いでいく人を増やして、地域全体で守っていかなければなりません。自然と
自分たちも米農家になろうと決めました。
お米を作っているだけでは、この自然は守れません。
森林の保全、水の保全、後継者の問題など様々のことが関係しています。
スタートしたばかりの私たちにできることは多くはありませんが、
田舎が抱える現状を発信し興味を持ってもらえたらと思います。
【二ホンミツバチとの出会い】
畑に飛んでくるミツバチが可愛くて興味を持つようになり、ミツバチが減っていることを知りました。
特に
在来種である二ホンミツバチが減少しています。
アインシュタインの言葉に
「もし地球上からハチが消えたなら、人間は4年しか生きることができない」とあります。
それは、
果物、野菜、草花の受粉の多くをミツバチが行っているからです。
世界中の農作物の3分の1を受粉していると言われています。
そのミツバチの減少の原因は、主に
田畑の農薬、森林伐採などの自然破壊による自然の減少、病害虫、気候変動、遺伝子組み換え農作物などです。
私たちにできることは何かを考え、
二ホンミツバチが住み続けることができる摩氣の里山の豊かな自然を守りながら、巣箱の設置を行っています。